意識を高め農作業安全
- 2023/4/10
- 特集
- 農機新聞 2023年（令和5年）4月11日付け
農作業死亡事故は年間300件前後発生し、農業者10万人当たりの死亡事故件数は全産業平均の13倍にのぼる。誰の身に起きても不思議ではない状況にも関わらず、イメージされにくい実態がある。特に家族経営の場合、労働安全衛生法の適用外になるケースが多く、事故報告義務がない、事故実態がよくわからない、法令・規則に基づいた安全対策への助言を得にくい、農業分野での安全対策が未確立といった課題がある。「農業関係者の安全意識は全業界で最低レベル」という不名誉な評価もある中、関係者一丸となった安全への啓発･取り組みが重要となっている。こうした中、農業者の気運の醸成に向け、昨年度から「研修体制の強化」「現場の取り組みの活性化」のスピードが加速している。
