農林水産政策研究所、センサス分析報告会
- 2024/1/15
- 技術, 行政
- 農機新聞 2024年(令和6年)1月16日付け
農林水産政策研究所は昨年12月19日、センサス分析チームによる第1回研究成果報告会をオンラインで開催した。同研究所では、これまで5年ごとに全国一斉に行われる農家などの農業経営体をもれなく調査する農業センサスの結果を総合的に分析。農業・農村構造の現状とその動向を明らかにしてきた。今回は農業・農村領域に在籍する12人の研究員を中心に同チームを設置。行政と研究の両面での問題提起を目的に、2020年における農業の統計調査を基にした分析作業を進めてきた。今回明らかになった点として、土地利用に関して経営田面積の減少率が全地域で上昇していることがわかった。前回2015年調査の4・8%から8・3%へと増加し、特に東山以西で減少率が高まったことにより地域差も拡大している。