農産物を美味しく保つ、低温貯蔵庫
- 2023/6/26
- 特集
- 農機新聞 2023年(令和5年)6月27日付け
お米は収穫した直後が一番美味しく食べることができる。その美味しさを保つためには農産物低温貯蔵庫を活用し、農産物に適した環境で保存する必要がある。梅雨の季節がやってくると高温・多湿の環境となり、常温で玄米の保存は難しくなる。玄米は呼吸により、デンプンを消費食味が低下していく。鮮度を保ち、美味しさを維持するためには低温貯蔵庫が欠かせない。温度を12度以下の低温にし、湿度を低湿(55~75%)にすることで、玄米の呼吸を抑えて食味低下を防ぐことが可能だ。また、低温によって害虫や菌の繁殖も抑えられる。ここでは低温貯蔵庫の主な種類や基本機能などについて紹介する。