【投稿】ネイチャーテクノロジーの手法と革新的な農業機器開発への応用~考え方と活用方法~京都大学大学院・橘 悟

前回は分野の概要について述べたので、今回は考え方や手法について解説する。ネイチャーテクノロジーの手法には、技術課題に対し解決のヒントになりそうな生物を探す場合と、生物の能力から応用を考える場合の大きく二通りがある。つまり前者では今ある具体的な課題の解決を目的として生物を分析し、後者では生物の機能や仕組みから新たな利用可能性を見出す、という対照的な関係である。後者は偶然の発見のように扱われることも多いが、応用を見越して生物を研究することも有意義だろう。こうした発見は、生物の不思議な能力から連想されやすいので、もしかすると頭の柔らかい子供のほうが気づくのが得意かもしれない。

最近の投稿

web版ログインページ

新農林社の出版物

週刊「農機新聞」

月刊「機械化農業」

「農業機械年鑑」

「農機商工業信用録」

「農機価格ガイド」

「AMA」

ページ上部へ戻る