令和2年度農薬使用に伴う事故・被害発生状況

農林水産省は、農薬の使用に伴う事故及び被害のより効果的な再発防止策の策定を目的として、厚生労働省と連携して、農薬の使用に伴う事故及び被害の実態を把握するための調査を毎年度実施している。今回の調査では、令和2年4月から令和3年3月までに発生した農薬による人の中毒事故、農作物・家畜等の被害を調査の対象とし、全都道府県に情報提供を依頼した。令和2年度の調査の結果、農薬の使用に伴う人に対する事故や被害は、前年度の11件に対し、22件だった。原因別では、農薬をペットボトルの飲料品の空容器に移し替えたため、誤飲した事故、土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)を使用した時に、被覆をしなかった又は何らかの理由で漏洩した事例、農薬の散布時にマスクやメガネなどの防護装備が不十分だった事例が発生している。農作物・魚類等の被害は21件あった。農薬の飛散防止対策が不十分、土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)を使用した時に、被覆をしなかった又は何らかの理由で漏洩した、農薬残液を排水路や河川に流出させたことによる魚類への被害も起きている。

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