アグリテクニカ・主要7機種の潮流~肥料散布技術編②
- 2022/5/16
- 国際, 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)5月17日付け
【スラリー散布機】農場に肥料を散布する分野では、多くの企業が比較的単純な散布技術を使用して、家族経営でも手ごろな価格で散布できるよう取り組んでいる。スイスのブルナー社は、スラリー散布機「シュレップフィックス」で、作業幅7・2m、9・0m、12・0mという非常にシンプルなソリューションを提供している。靴の形のような連結部の分配器は、プラスチック製の特殊形状の分配器ヘッド2個で構成され、油圧駆動部や回転部品はない。スラリーは、25cm間隔で配置された超硬製切削スキッドのブレードには、ドレンホースを使用せず、バッフルプレートを経由して到達する。同社によると、摩耗にかかるコストを80%削減できるという。