アグリテクニカ・主要7機種の潮流~トラクタ編⑤
- 2022/2/14
- 国際, 技術
- 農機新聞 2022年(令和4年)2月15日付け
【デジタル化が進むキャブ開発】ここ数カ月、多くのトラクタメーカーが新シリーズを発表しているが、機能のデジタル化の進展度合いは、主にキャビン内で見ることができる。タッチスクリーン機能やショートカットボタン、回転式/押しボタン式アクチュエータを備えたオペレータターミナルやディスプレイターミナルは、トラクタと作業機間の相互作用を向上させ、農場事務所とのネットワーク化を容易にすることを目的としている。これにより、作業指示書や圃場データ(圃場境界線、ガイドライン、アプリケーションマップなど)をPCやモバイル端末でどこでも作成でき、圃場でそれを呼び出すだけで可能になった。そのため、運転席でのクリック数を減らすことができ、機械の調整も迅速に行える。また、必要に応じてディスプレイを分散配置できるよう、複数の端末が用意されている場合もある。