【寄稿】日本は「アフリカの米つくり」 をどうやって応援するか②(再来会 会員 古賀 康正)

3.日本の「稲作技術の発展」の経験を参考にする?
日本もこの地域(サブサハラアフリカ)の米の増産に協力し、大きな役割を果たすことが期待されている。しかし、日本人が自国の風土や文化の一部として形成してきた「米つくり」の風習や技術は、国際的にみればかなり特異なものである。それを自覚しないままに「米作の先進国」づらをして、その経験やら技術などの押し売りをしてはなるまい。必要なことは、その地域の住民、なかんずく稲作農民の立場で考えることではないか。そうでなければ、これまでに多くの海外派遣専門家たちが繰り返してきたような「嘆き」を繰り返すことになる。曰く、「ここの農民は日本の農民とは違って怠惰で意欲が乏しい」「不真面目だからいくら技術を教えてもダメだ」というような。

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