普及・活用が進む、ドローン

農業従事者の減少、規模拡大による作業効率化の必要性など、日本の農業は多くの課題を抱えている。ロボット・AI・IoTなどの先端技術を農業に積極的に取り入れていく必要性が高まっている中、マルチローター型を中心とした、小型で航行の安定性が高いドローン技術の進展は近年めざましく、活用が急速に広がっている。水稲をはじめとした土地利用型作物の防除機としての利用をはじめ、肥料散布、ほ場センシングなど、今まではほかの手段で行ってきた農作業を、ドローンで効率的に行えるようになってきた。関係省庁でもドローンの普及に伴い、運用にあたっての制度改定など対応が進んでいる。ここでは農業用ドローンの概況を紹介する。 

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