高機能化する運搬車
- 2021/4/19
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)4月20日付け
肥料や農薬などの資材から、収穫した農作物の運搬まで、農作業では重量物を運ぶための農用運搬車が欠かせない。大きく分けて歩行型、乗用型とあり、それぞれ足回りが車輪かクローラかで四分される。その中でも出荷台数の約7割を占めるのが、歩行型クローラタイプ。需要の減少が続く農用運搬車だが、より便利に使いやすく改良されており、近年では、IoT、AIなどによるリモコン/ロボット運搬車の開発が進められている。運搬だけでなくアタッチメントを交換することで、農薬・肥料散布や授粉、草刈りなどにも対応し、汎用的な利用が期待される農用運搬車の技術・需要動向を見てみる。