竹パウダーを活用、樹木粉砕機
- 2021/2/1
- 特集
- 農機新聞 2021年(令和3年)2月2日付け
特に西日本で拡大している放置竹林。管理を放棄された竹林は、隣接した地域住民にとって大きな問題となっている。家屋が竹林に覆われることによる日照の悪化、春から夏にかけて発生する大量の落葉、地下茎による斜面の崩落、筍を求めるイノシシによる獣害など様々な被害があり、その解決には、放置竹林の解消が必須で、竹の有効利用が求められる。その一つとして竹を粉砕してつくる竹パウダーがあり、そのために樹木粉砕機は欠かせない。ここでは、竹パウダーの農業での利活用を中心に、樹木粉砕機でつくられる木材チップなどのエネルギー利用動向について紹介する。