ICTで高精度、肥料散布機
- 2020/5/25
- 特集
- 農機新聞 2020年(令和2年)5月26日付け
作物の生育には様々な栄養素が必要で、そのいずれかが足りなかったり偏ったりすることで、生育不良や病気を引き起こす。適正な施肥で土壌の健康を管理し良好な生育環境を維持することが、農作物の品質向上と収量増加につながる。肥料の種類は粒状・砂状・粉末状など様々で、また散布量や散布方法に合わせて肥料散布機も幅広くラインアップされている。近年では、車速に連動した可変施肥から、GPSや収量コンバイン、営農管理システムなどICTを活用した高精度な施肥まで可能となっている。ここでは、高度化が進む肥料散布機の技術動向や市場概況を紹介する。