三菱マヒンドラが農業高校向け講習会で自動操舵体験

三菱マヒンドラ農機(株)は15日、茨城県立水戸農業高等学校(茨城県那珂市)でGPSトラクタ実演講習会を開催した。農業高校向けの講習会は今年3月に続いて2回目。同校農業科の3年生39人を対象に2グループに分け、それぞれ1時限ずつ、前半に座学、後半に実演講習が実施された。座学では国内営業部の越智充宏氏が教壇に立ち、GPSとその補正、またGPSトラクターを使用するメリットについて説明した。GPSの単独測位は基本となる測位方法だが、その精度に10メートルほどの誤差がある。それを補正するために地上の基準局から発信されているRTK補正信号を利用すると、2.5センチメートルほどに縮められる。GPSトラクタは、そのRTK補正信号を利用して、手動でも難しいトラクターの直進走行を可能にしている。最初の畝立てをまっすぐにすると、その後の農作業や作物の生育にさまざまなメリットがある。播種や移植、中耕のような管理作業で使用する農機の追従性を改善し、作物の生育不良や農機による作物の損傷といった生産ロスを低減できる。また、自動操舵でハンドル操作が不要なため、作業者の疲労を軽減できる。農薬散布では、作業幅を設定できるためラップを極限まで減らすことができ、農薬使用量の軽減、さらには燃料の節約にもつながる。また、日没時や夜間での作業も可能となる。加えて、GPSトラクタへの理解を深めるため、北海道における実際の農作業の様子などについて動画を上映し、直線だけでなく曲線を含めた複雑な動きにも対応できるGPSトラクタの可能性に言及した。その後の実演では、GPSアンテナ、GPSガイダンスモニタ、自動操舵装置となる専用ハンドルを装着したトラクタGA550XUVを使用、PTOに鋤柄農機㈱の3畦畝立てロータリーが取り付けられた。実演講習では、2本の畝間をわざと開けて、その間にぴったりと畝立てするなどGPSトラクタの精度の高さを示した。まず、営業技術課の前田篤志氏が実演、途中で生徒に交代して畝立てが行われた。

新農林社Youtube

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