需要に応じたコメ生産~稲作大特集
- 2024/1/29
- 特集
- 農機新聞 2024年(令和6年)1月30日付け
人口減少や食生活の変化により、コメの消費量は毎年10万㌧規模のペースで年々減少している。消費量の減少に伴い、コメの生産数量は1970年の1253万tから2020年では776万t と大きく減少。同様に水稲作付面積も284万ヘクタールから146万ヘクタールにまで減っている。ここ数年にわたり、需給と価格の安定を図るためには大幅な作付け転換の維持・増進を図るなど、需要に見合った生産を進める必要性が説かれ、令和6年産の主食用米についても5年産と同程度の作付けを維持しなければならない。日本人の主食であるコメは今後どのような道をたどるのか、国の施策を中心にみてみる。
○…将来見据え畑地化の推進
○…稲作関連主要機械の動向
○…持続可能な水稲作に向けて
○…「中干し期間の延長」について