三菱農機(株)は農林水産省「加工・業務用農産物」プロジェクト(平成18〜22年度のうち前期3年間)の委託を受け(株)ニシザワが開発を担当した加工用野菜収穫機「MNSH-1300」を、10月より発売すると発表した。
昨今、輸入野菜価格に対抗すべく、国内野菜産地の一層の強化に期待が集まっており、それに伴い加工・業務用野菜の需要も高まってきている。さらに「食の安全・安心」が叫ばれる中、食料自給率向上を目指し国内での増産も求められている。
加工用野菜栽培では、特に収穫作業に時間と労力を費やすことが栽培規模拡大の大きなネックとなっており、かねてより生産者から収穫作業機開発への要望が強く出されていた。そうした声に応え開発されたのが、今回発表された加工用野菜収穫機「MNSH-1300」である。
 |
| 同機の作業風景 |
【特徴】(1)環境に配慮した電動式=サイクルバッテリーを搭載し電動モータで駆動する方式のため排気ガスがなく、二酸化炭素(CO2)排出量はゼロ。ハウス内の作業にも最適。満充電の場合、6時間の作業が可能(2)高能率で大幅な省力化を実現=従来の手刈り収穫に比べ、10倍以上の作業能率が可能となり、栽培規模の拡大に寄与する(3)刈取方式=加工用野菜では株元から30〜150ミリメートルの高さで刈取るため、収穫物に不要な根株・土の混入がない。またマルチ被覆栽培の刈取りにも対応できる(4)作業工程を1台で対応=刈取った作物を搬送ベルトでコンテナへ収納する作業工程を1台の機械で全て行える(5)タッチパネル方式採用=操作パネルは耐水性で、走行・刈取り・コンベア部の操作が簡単に行える。
【仕様】▽型式=MNSH-1300▽機体寸法=全長1890×全幅1715×全高1145ミリメートル▽機体重量=425キログラム▽刈幅=1300ミリメートル▽適用作物=ホウレンソウ、大麦若葉、アシタバなど▽希望小売価格(税込)は269万3250円▽発売時期=平成22年10月
関連リンク:三菱農機(株)