国際農研と農研機構、窒素負荷実態を可視化

国際農研農研機構はこのほど、「食の窒素フットプリント」を活用する共同研究で、亜熱帯に位置する沖縄県石垣島での窒素負荷の実態と改善策を明らかにしたことを発表した。同フットプリントは食料の生産・加工・流通・消費などの全過程で環境中に排出される反応性窒素による環境負荷を表す指標。熱帯や亜熱帯の島嶼地域では、特に沿岸のサンゴ礁など海洋生態系への悪影響が懸念される。今回、石垣島で島外からの食料・飼料や島外へ輸出・移出された食料など島の食料システム全体から窒素負荷の実態を把握。さらに軽減策として島内最大の有機資源である牛糞堆肥の農地利用を検討した。その結果、みどりの食料システム戦略で掲げた「化学肥料使用量30%低減」を達成するためには島内で算出する牛糞堆肥の70%を農地利用する必要のあることがわかった。

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