農研機構、米遺伝子の新効果~病原菌・害虫対抗性

農研機構はこのほど、岡山大学との共同研究により、病原菌に対抗する米の遺伝子が米の葉を食べる害虫の成長抑制にも効果があることを発見した。病害を防ぐBSR1遺伝子を遺伝子組換え技術によりイネで強く働かせることで、葉を食べるクサシロキヨトウの幼虫に対する抵抗性が高まる。農研機構では「たった一つの遺伝子の働きが病原菌や害虫という幅広い外敵に抵抗性を示すことは珍しい。この発見は新しい病害虫防除技術の開発の糸口になると考えられる」としている。

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