シャープ、プラズマクラスター技術~植物の初期生育促進に寄与

シャープ(株)は3月21日、プラズマクラスター技術が植物の初期成育促進に寄与するメカニズムを静岡大学農学部の一家崇志准教授との共同研究で解明した。プラズマクラスター(PCI)技術は、水分子のイオンがカビ菌や浮遊菌の表面に付着。イオンがOHラジカルとなり最近表面の水素を結合する酸化力により除菌・消臭や静電気除去、肌保湿効果を発揮することから、さまざまな場所で利用されている。そんな中、同社では幅広い分野での技術利用を目指しており、その中の一つが農業となる。PCI技術は2016年に植物工場内の水耕レタスで生育量が1・3倍増加することを確認していたが、今回イネ『日本晴』を使った種子の発芽からの初期成育促進効果を確認したところ、初期発芽で胚乳のデンプン分解後の嫌気代謝を行う遺伝子発現(エネルギー生成指示)が約3倍に増加し、芽の長さも約4倍伸長することで生育の立ち上がりで大きく貢献することが分かった。

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