上士幌町、消化液を圃場に全量還元
- 2024/3/11
- 特集
- 農機新聞 2024年(令和6年)3月12日付け
上士幌町では、酪農振興に向けた取り組みとして集合型のバイオガスプラント5基、超大型牧場には個別型バイオガスプラント2基(1基は自家消費用)を設置し、町内7基のバイオガスプラントが稼働し、発酵後の堆肥(以後、原料)を消化液(同液肥)、敷料として酪農家に提供している。また、肥料代が高騰する昨今、町内の畑作農家の利用も増えつつある。こうした集中型プラントで原料回収から液肥散布までを行うのは全国でも数少ない事例となる。今回、集中型バイオガスプラント4基と上士幌町から委託された1基の計5基を運用管理する(株)上士幌町資源循環センターの林宏行センター長を取材した。