さまざまに広がる竹利用

西日本を中心に、全国的に広がっている放置竹林。竹は根を浅く張るため、竹林が広がることで土砂災害の危険性が増すとともに、放置されて竹林が密になると日照が妨げられ竹が腐敗し思わぬ倒竹につながるなど、さまざまな問題を抱えている。昭和40年代、マダケが一斉開花し大量に枯死し、大幅な供給減となったことを背景に、安価な海外産の竹材の輸入量が増加、また加工しやすいプラスチックが普及したことで、国内の竹材生産量は著しく減少した。かつては、建材から日用品、茶道・華道・武道などで用いられる道具から笙・笛・尺八などの楽器まで日本の生活・文化に根差した素材。近年では製紙用として竹材の利用が一部地域で進み、生産量の回復が見られる。ここでは、放置竹林の解消に向けた竹の新たな利用方法や、竹処理には欠かせないチッパーなどについて見てみる。

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