水田水管理を省力化
- 2023/11/13
- 特集
- 農機新聞 2023年（令和5年）11月14日付け
農業用水を農地に適切に届けることは、生育した作物の品質を左右する重要な作業となる。水稲作において水管理は苗の保護をはじめ、活着や分げつ、酸素供給による生長の促進、出穂･登熟時における湛水や落水など、実にさまざまな水管理が必要となる。管理に必要な労力は全労働時間の3割ともいわれ、就農人口の減少、高齢化が顕著な日本農業では、その負担軽減が大きな課題となってきた。こうした中で近年、スマート農業の進展に伴い、ICTを活用し水田水管理を自動制御するシステムが普及し、機種も多彩になってきている。
