木屋製作所の新社屋新工場竣工式

(株)木屋製作所は昨年春より同社新社屋・新工場新設に着手し、今年5月に完成を迎えた。それにあたり6月10日には、同社新工場の見学会と竣工披露式を執り行い、50人の関係者が出席した。同社は創業以来、〝提案型・対話型のものづくり〟にこだわり、顧客に寄り添いながらコミュニケーションを図ることで、コストダウンや品質向上など顧客の目的や意向に沿った設計・生産を行ってきた。また同社の開発の強みには、金型を使わない『汎用工法』。同工法により、型式変更による設計変更や1品からの多品種少量品でも柔軟に対応できる。同社は、創業以来、相手のことを第一に考えての『ものづくり』を行ってきたことから、その信頼は高く積み重なっている。創業は天保元年(1830年)、今年で187年目。明治44年(1911年)に木屋製作所として創立してから、106年目を迎える。現在では、老舗メーカーの日野自動車(株)といすゞ自動車(株)の自動車(トラック)や建機の部品製造から、大正6年に製造した「オニ印」が名称のチヨダ式脱穀機、脱粒機、選別機などの農業機械の製造・販売を行っている。同社の農業機械は、調節箇所が少なく、操作が簡単で使いやすいという特徴を有する。中でも大豆選別機は特殊選別ベルトによる選別機構と、堅牢な造りから、発売して以来、生産者より好評を博している。今回、事業が拡大するのに伴い旧川越工場が手狭になってきたことと、年々開発に対する要望が大きくなってきていることから、顧客からのさまざまな要望に柔軟に対応できるようにと新工場の建設に至った。ロボットなど最新機器を新たに導入し、生産・開発に対する時間の省力化。また工場内を各部門別に分けることで、一連化を可能とした。旧工場と比べ、敷地面積も拡大。土地面積は2万522平方㍍(6208坪)、建物は7391平方メートル(2236坪)、旧工場は土地面積6039平方メートル(1827坪)のため、土地面積は3.4倍に、建物は4862平方メートル(1471坪)であったため面積が1.5倍に拡大した。工場見学では、①プレス・レーザー加工②溶接③塗装④出荷までの一連の工程の流れを5つの班に分けて見学。各担当者より説明が行われた①レーザー加工では、保有している2台のレーザー加工機に加え、今回、ファイバーレーザーを新設。同レーザーにより、メンテナンス費用をはじめ、電気代の削減や工数削減へ貢献する。また併設の10段パレットチェンジャーと同レーザーを合わせることで、長時間無人運転が可能に。他にも厚板曲げ加工が可能なNCベンダー4台、400トン、350トン、300トン、200トンのプレス機、200トンのサーボプレスなどを保有②溶接工程ではロボット溶接機、半自動溶接機、スポットの各種溶接完成品を紹介。今回ロボットを3台新たに新設し、生産性を向上。また全ての加工機は小屋に収納。扉で溶接光を遮断し、稼働中も手が入らず安心・安全面の向上を図った③シャワー方式による全自動塗装ライン新設。塗料は水溶性で安全④日野自動車、いすゞ自動車向けの部品について、旧工場では2フロアーに分散していた作業エリアを、1フロアーに集約したことで生産性を大幅に向上した。

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