農業景況DI過去最高に

日本政策金融公庫が担い手を対象に実施した農業景況調査で、平成28年通年の景況DIが前年を3.2ポイント上回る20.0となり、8年の調査開始以来過去最高値となった。業種別では、肉用牛と酪農のDIが50台で高い水準を維持。販売単価の上昇や燃料価格が低い水準で推移したことで、施設野菜(26.3)や茶(11.1)、果樹(25.6)、施設花き(11.8)の収支や資金繰りが改善し、DI値が上昇。露地野菜は天候不順で一部生産量が減少したものの、市場単価が上昇し、全体では横ばい。稲作は、北海道(マイナス4.9)と都府県(23.9)で明暗が分かれた。畑作は台風被害等で資金繰りが悪化し、DI値が52.8ポイント低下しマイナス17.6となった。一方、29年の景況DIは、肉用牛や養豚を中心に慎重な判断が目立ち、28年より11.3ポイント低い8.7に悪化する見通し。稲作(北海道、都府県)と茶は悪化し、施設野菜や果樹は横ばい、畑作や露地野菜、施設花き、きのこは改善の見通し。29年の設備投資見込みDIは16.4ポイント上昇して3.6となり、初めてプラス値となった。

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